【S15瞬間最高レート2026達成】ゴリジュラスサイクル【ポケモンSV】

皆さんこんにちは。SHです。

今回、シーズン15にて瞬間レート2026まで到達した構築をご紹介します。

 

構築経緯

S14にて最終28位を達成された天才プレーヤーが使用していた「鉄壁ブリジュラス+宿木水オーガポン」のサイクル構築が強そうだと感じたため、自分なりにアレンジしてみようと思った。

鉄壁ブリが強そうだと感じた理由は、

①S14で結果を残したブリは、頑丈が多かったため、持久力への対策が曖昧になっている。対策の多くが、竜舞や剣舞を積んで突破するというものだったため、鉄壁でカモることができそう。

②S14でクリチャカイリューが結果を残す→甘えるカミが減少する→甘えるカミに勝てなかったスケショカイリュー復権する といった環境変化が予測できたため、そこに強いブリがやれそう。

という2点が挙げられる。

原案の構築では、ブリの取り巻きとして、宿木水ポン、アタッカーのメガネカミ、スカーフランドロスが採用されていたが、このままではツツミのフリドラやパオのつらら落としの一貫ができているため、この点を改善することにした。

まず、ツツミに強い要素として、宿木枠にゴリランダーを採用。グラススライダーの圧力により、ツツミの居座りを許さずに立ち回ることができる。また、グラスフィールドによる回復と一部の地面技半減の効果がブリと非常に相性が良い点も魅力。

次に、パオジアンに強い要素として、スカーフ枠に水ラオスを採用。初手パオ対面で蜻蛉返りを打つことで、サイコファングや電気テラバをブリで受けることができる。

アタッカーのメガネカミは続投。格闘技の一貫を切る必要があるため。

補完枠として、受けループを倒すための挑発タスキイーユイを採用。

最後に、ここまででフェアリー技の一貫が切れていないとの指摘があったため、チョッキキラフロルを採用した。

単体解説

ゴリランダー

テラスタイプ:炎

特性:グラスメイカ

実数値:207(252)-145-123(100)-×-121(156+)-105

持ち物:オボンの実

技:グラススライダー/蜻蛉返り/はたきおとす/宿木の種

ブリジュラス介護要員。基本初手置きして宿木でサポートする。

調整はC特化メガネブリジュラスの流星群確定耐えで、残りB。

ブリジュラスが苦手とするカミやツツミは低耐久、高速の特殊アタッカーであるため、ゴリラのはたき→グラスラで落とせることが多い。

HDに厚いため、ほとんどの攻撃を一発耐えてくれる。

ドラムアタックを採用するのも良いが、スペースが足りない。

宿木を入れた後はブリ引きすることがほとんどのため、結果的にラス1に残りやすい。そのため、スイーパーとしての役割を持つことも多く、先制技のグラスラは非常に相性が良い。

テラスタイプは氷半減の炎。

ブリジュラス

テラスタイプ:フェアリー

特性:持久力

実数値:197(252)-127(12)-187(156+)-×-96(84)-106(4)

持ち物:たべのこし

技:ボディプレス/鉄壁/アイアンヘッド/電磁波

本構築の軸。物理相手は大体カモれる。

ゴリラで宿木を蒔いてからブリに引くことで、残飯+宿木+グラスフィールドで鬼のように回復できる。

相手の水、草、電気、エスパー技やスケショを誘ってからブリを受け出すことでローリスクで持久力を発動させることができる。

ゴリラと組ませることで地面技を打たれることも少ない。

このポケモンを最大限に強く使うには、「ボディプレス読みハバタクカミ引き読みアイアンヘッド」をいかに押せるかにかかっていると思う。

ビルドアップを積んでくる相手には全く勝てなかった。(ラオスやソウブレイズ)

テラスタイプは悪ラオス対策のフェアリー。

ハバタクカミ

テラスタイプ:ステラ

特性:古代活性

実数値:131(4)-×-90(116)-187(252)-156(4)-189(252+)

持ち物:こだわりメガネ

技:ムーンフォース/シャドーボール/パワージェム/テラバースト

メインアタッカー。格闘の一貫切りの役割も担う。

調整は、A特化パオの不意打ち最高乱数切り耐え、最速トドロクツキ抜き、残りC。

準速カイリューに一舞されると抜かれてしまう点には注意が必要。

ウーラオス(連撃の型)

テラスタイプ:水

特性:不可視の拳

実数値:179(28)-200(252+)-120-×80-146(228)

持ち物:こだわりスカーフ

技:水流連打/インファイト/蜻蛉返り/かみなりパンチ

アタッカー兼初手要員。蜻蛉の様子見が非常に強い。

パオのサイコファング、オーガポンの草技を誘い、蜻蛉でダメージを与えながらブリバックで持久力発動のルートがかなり強い。

調整は最速カイリュー抜き、とりあえずA特化、残りH。

かみなりパンチの枠は諸説あり。今回はアシレやイダイトウへの打点が欲しかったため、この技にした。もし変える場合はカイリューへの打点として氷技を採用することになるが、ゴリラがいる以上、アイススピナーはアンチシナジーになってしまうため、冷凍パンチにすべし。

イーユイ

テラスタイプ:悪

特性:災いの珠

実数値:131(4)-×-100-205(252+)-140-152(252)

持ち物:気合いの襷

技:悪の波動/ふんえん/挑発/サイコキネシス

通称くろこ型イーユイ。受けル破壊枠。

原案では、オーバーヒートと怖い顔が採用されていたが、オバヒを外し過ぎたため命中安定技に変更。怖い顔は打つ機会がなく、ブリが苦手とするドクガへの打点が必要だったためサイコキネシスに変更。

挑発が非常に偉く、コータス入りの晴れパによく投げていた。

また、ブリがもっとも苦手とするサーフゴーを選出画面で抑制することができる。

キラフロル

テラスタイプ:草

特性:毒化粧

実数値:190(252)-×-110-200(252+)-102(4)-106

持ち物:突撃チョッキ

技:パワージェム/ヘドロウェーブ/エナジーボール/大地の力

ブリが苦手な特殊アタッカー全般に強い。

選出画面での圧力が非常に強く、相手をバグらせることができる。

唯一の欠点は、相手の選出がバグりすぎて、謎に噛み合って負けてしまうことがある点。

出し所をもっと見極めれば勝てた試合も多かったと感じた。

選出、立ち回り

初手ゴリラ+ブリ、カミ

初手ラオス+ブリ、ゴリラorカミ

使用率上位のポケモンが初手に来た時の立ち回りを紹介する。

カイリュー…スケショがほとんどのため、ブリバック安定。

②ハバタクカミ…エナジーならグラスラ×2で落とす。エナジー以外ならはたきスタート。

こちらが初手にラオスを出していたときは、テラス切り水流を打たざるをえないため、できれば避けたい。

③炎ポン…こちらの構築にフロルがいるため、そもそも出てこない。来たとしてもラオスの蜻蛉からブリバックで草技を受ける。

④ウーラオス…こちらがゴリラでもラオスでも格闘技スタートが多いため、カミ引きしてインファを透かし、水流を誘ってからブリ出し。

⑤パオジアン…ラオスの蜻蛉からブリ。ゴリラを出したときもブリバック。つらら落としを等倍で受けるのは避けたいため、パオ入りにはラオスを合わせないとキツイ。初手のパオは襷持ちで、聖剣を使える可能性が高いため、ブリに迷いなくテラスを切った方が良い。

⑥ブリジュラス…ラオスの蜻蛉で頑丈削ってからカミで流星群を透かす。ゴリラのときは、宿木スタート。

⑦ガチグマ…フロル入りに初手出ししてくるガチグマはチョッキがほとんど。そのため、テラスはノーマルが多く、ラオスのインファが一貫しやすい。ゴリラを出しているときは宿木スタートして、ハイパーボイスのターンにブリを出し、大地の力のターンにゴリラを出して宿木で削りながらワンパンできる圏内まで待つ。

 

結果、感想   

3月1日の午前4時頃にレート2026までいったものの、目標とする2050を目指して潜り続けた結果、溶かしてしまい、最終レートは1904になった。

敗因としては、構築単位でスカーフサーフゴーが重く、サフゴに強いポケモンを構築や基本選出に組み込めなかったことが大きい。また、使用率上位のポケモンと対面した際の立ち回りはある程度シミュレートできていたものの、それ以外のポケモンに対しての予測が甘く、毎試合その場しのぎの立ち回りをしていたことも挙げられる。

いずれにせよ今期は前期ほど対戦数を重ねることができず、考察が甘かったと言わざるを得ない。構築のコンセプトは強いと思うが、補完枠含めた6体でのパワーが若干欠けていると感じた。

来期はより考察を増やし、様々な構築を試しながら目標の2050を達成したい。

最後に、昨シーズンに引き続き構築相談に乗ってくださったシグマさん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

【S14最終レート2000達成】エルレ対面スタン【ポケモンSV】

初めまして、SHと申します。

今回、自身初のレート2000を達成できたので、記念に構築記事の方を書かせていただきます。

構築経緯

①環境上位のポケモンに対して有利をとれる初手

②対面での殴り合い性能に長ける2番手

③上から殴れるor行動保証のあるスイーパー役

の3体で基本選出を構成すれば初心者でも最低限の勝率を確保できるのではないかと考えた。

①のポケモンに必要な要素として、先制技を持っていること、BIG6(とりわけディンルー)に対して弱点をつけること、テラスを切らずとも最低1回は行動できることが挙げられる。また、相手にテラスを切らなくてもいいと思わせるorテラスを切られても有効打点を持てるという要素も重要である。

これらの要素を満たすポケモンとして、エルレイドが候補に挙がった。格闘・エスパーの技範囲によってディンルーに毒テラスを切られても有利に立ち回ることができるだけでなく、特性の切れ味によって等倍でも大ダメージを与えることができ、そのうえで先制技も持っていることから構築の軸として考えた。

②のポケモンに必要な要素としては、相手が物理でも特殊でも殴り合えること、豊富な技範囲を有していることが挙げられる。

この要素を満たすポケモンとして、ブリジュラスが候補に挙がった。特性の持久力によって物理アタッカーと殴り合い、HDに振ることで特殊アタッカーと殴り合うことができる点に魅力を感じた。

③のポケモンとして、相手の上から攻撃できる最速エナジーカミと対面構築御用達の襷悪ラオスを採用した。

補完枠として、選出画面での圧力が強く、搦め手を破壊できるパオジアンと、第2の初手要因として弱保カイリューを採用した。

 

単体解説

エルレイド

テラスタイプ:草

性格:意地っ張り

特性:切れ味

実数値:171(220)-194(252+)-90(36)-×-135-100

持ち物:突撃チョッキ

技:聖なる剣/サイコカッター/はたきおとす/かげうち

本構築の軸。パオ、水ラオス、ディンルー、サフゴ、ガチグマに対して弱点をつける。

カミに対してもサイコカッター→かげうちでHB特化でも6割程で落とせ、炎ポンも耐久無振りなら聖剣で5割の乱数で落とせる。

襷パオ、襷ラオス、耐久振り炎ポンに対しては、初手で削ってからのブリジュラスバックで相手の先制技を受けて持久力を発動させることができる。

技の候補としてトリプルアクセルがあるが、ブリジュラスが構築にいることでカイリューが初手にくることが少なかったので不採用。また、ブリジュラスが不利をとってしまうサフゴへの打点を優先すべきとも考える。

他には、はやてがえしを使うことでき、使用率圏外のため絶対に読まれずにアドをとることができるが、択になってしまうことと、カミに対面で勝てなくなる点が弱いと感じたためこちらも不採用。

テラスタイプはキノガッサに強い草で確定。

H振りとチョッキによってテラスなしでも1回は行動できる。

ブリジュラス

テラスタイプ:フェアリー

性格:図太い

特性:持久力

実数値:197(252)-×-166(4+)-152(52)-110(196)-106(4)

持ち物:オボンの実

技:ラスターカノン/流星群/10万ボルト/ボディプレス

レギュF最強ポケモン。HD振り+持久力により物理特殊の両対応を実現した。当初はチョッキで使っていたが、持久力の強さを生かすためにオボンに変更。圧倒的場持ちの良さで多くの相手を屠ってきた。

技構成はタイプ一致打点のラスカと流星、ドヒドやアシレを殴れる10万、持久力を生かせるボディプ。開拓次第ではまだまだ強くなるポケモンだと感じていて、ボディプレス以外は変更の余地がある。候補としては電磁波、イカサマ、アイへ、ヘビボン、悪波等挙げられる。

神速やアクジェ等の先制技で縛ろうとしてきたタイミングでこいつを受け出しする動きが非常に強かった。

テラスタイプは悪ラオス対策のフェアリー一択。

ハバタクカミ

テラスタイプ:水

性格:臆病

特性:古代活性

実数値:135(36)-×-101(204)-157(12)-156(4)-205(252+)

持ち物:ブーストエナジー

技:ムーンフォース/シャドーボール/瞑想/痛み分け

スイーパーその1。いうまでもなく強い。

今回は瞑想+痛み分けの型で使ったが、甘えるや電磁波、ドレインキッスを採用した型でもよいかもしれない。

唯一の欠点は、同速運ゲが生じやすいことであるが、最終日の対戦では同速勝負で分かっているだけでも3勝してくれた。

テラスタイプは水ラオスに対して強い顔ができる水。

ウーラオス(一撃の型)

テラスタイプ:ゴースト

性格:意地っ張り

特性:不可視の拳

実数値:176(4)-200(252+)-120-×-80-149(252)

持ち物:気合の襷

技:暗黒強打/不意打ち/ドレインパンチ/剣の舞

スイーパーその2。いうまでもなく強い。

ラオスも強いが、対面構築で襷を持たせ、裏から出すという点を踏まえれば悪に軍配が上がる。

不意のフェアリーテラスさえなければ毎試合出せるレベル。

テラスタイプは神速を透かせるゴースト。

カイリュー

テラスタイプ:鋼

性格:冷静

特性:マルチスケイル

実数値:167(4)-186(252)-115-167(252+)-120-90(-)

持ち物:弱点保険

技:エアスラッシュ/冷凍ビーム/地震/アクアジェット

第2の初手出し要因。両刀にすることで対応範囲を拡張した。

神速ではなくアクジェを採用した点がこだわり。神速一点読みでカミに引いたところにアクジェを刺す動きが非常に強かった。また、キョジオーンのしおづけをくらって弱保を発動させ、そのまま削りきるという動きも強力。

正直カイリューはどの型で使っても強いが、両刀型が一番相手を混乱させることができると思う。

パオジアン

テラスタイプ:電気

性格:意地っ張り

特性:災いの剣

実数値:163(60)-189(252+)-101(4)-×-86(4)-179(188)

持ち物:ラムの実

技:つららおとし/氷の礫/テラバースト/剣の舞

構築のラストピースにして諸説枠。襷パオ以外使った経験がなく、練度が低かっただけかもしれないが。

素早さは最速110族抜き。

ここまでであくびの一貫を切れていなかったためラムの実で採用。

ステロあくび、ステロ電磁波等で起点を作ってくる展開構築に対してイージーウィンを取ることができる点が強い。

先制技は不意打ちでもいいが、択を生まないこととトドロクツキが飛行テラスを切るかどうかにかかわらずダメージを与えられる点を評価して礫を採用。

あくびや電磁波を無力化できれば良いため、身代わり剣舞オーガポンなど、改善する余地は大いにある。

選出

エルレイドorカイリュー+ブリジュラス+カミorラオス

バツキ等の展開構築にはパオジアン。

ランド入りには初手カイリュー、ディンルー入りには初手エルレイド確定。

ブリジュラスはほぼ毎試合選出していたが、サーフゴーと毒テラスチョッキガチグマに対しては打点がないため、構築によっては選出を見送る場合がある。

イダイトウ入りやステロ撒きがいない構築には悪ラオスを投げることが多い。

キョジ入りに対してはカイリューで弱保を発動させて処理するルートか、エルレイドでテラスを切らせてカミラオスの通りをよくするルートの二つがあるため、取り巻きをみて考える。

ハバタクカミはどんな構築にも投げておいて損はない。

まとめ


結果として、最終577位、レート2001を達成することができた。

SVから対戦を始めた自分にとって3桁は一つの大きな目標だったため非常にうれしい。

来シーズンは自身の戦術の幅を広げるためにも対面ではなくサイクル構築を使って、いずれはレート2100を達成したい。

最後に、構築相談に乗ってくださったシグマさん、本当にありがとうございました。

あなたのような構築を自分で考えて勝つことが最大の目標です。